ホームページ制作をしておりますエムリンクスの前田です。
先日、ある社長さんとお話ししていたときのことです。
「ホームページからのお問い合わせをもっと増やしたいんですよね」と、真剣な表情で相談されました。
・アクセスはある程度ある。
・サービス内容もしっかり書いてある。
でも、「なぜか問い合わせが増えない」と。
こういう相談、実はめちゃくちゃ多いんです。
ホームページを見に来た人が、「あと一歩」のところで立ち止まってしまう。
つまり、“最後のひと押し”が足りない。
今日は、その「最後のひと押し」についてお話しします。
お客さんは“納得”できないと動かない
大前提として、お客さんは「納得」できないと行動に移してくれません。
たとえば、
・この会社、本当に信頼できるのかな?
・問い合わせたら、しつこく営業されないかな?
・どんな人が対応してくれるのかわからない・・・
こうした“見えない不安”があると、人は一歩踏み出せないものです。
実際に、あるリフォーム会社さんの事例があります。
もともとのホームページには「創業40年」という言葉だけがありました。
でも、具体的な実績や事例は書かれておらず、お客さんの不安を解消できていなかったんです。
そこで、次の3つの改善を行いました。
【お問い合わせ後の流れを明示】
「お問い合わせ → 現地調査 → お見積り → 施工 → アフターフォロー」といった一連の流れを図や文章で見える化。
「お問い合わせたらどうなるの?」という不安を取り除きました。
【実際の施工事例を紹介】
「築40年の戸建ての外壁リフォーム。
ひび割れや色褪せがあった状態が、施工後はこんなにキレイになりました」と、ビフォーアフターの写真、施主のコメント、「この会社に決めた理由」などを詳しく掲載。
【よくある質問で不安を先回りして解消】
「しつこい営業はしません」「お見積りは3日以内に提出します」など、よくある不安をQ&A形式で掲載しました。
この3つの改善によって、お問い合わせ率は2倍にアップ。
お客さんが“納得”できる内容に変わったことで、反応がしっかりと出たのです。
「最後のひと押し」に必要な4つの要素
では、お客さんの背中を押すために、ホームページで何ができるのか?
以下の4つをチェックしてみてください。
✔ 選ばれる理由を“具体的に”伝える
「創業40年」だけでは弱い。
「これまで○○社の施工を担当し、△△の実績を出してきました」など、数字や成果を交えて伝えると説得力がアップします。
✔ “共感”から始めて感情を動かす
いきなりサービス説明に入るのではなく、「こんなお悩みありませんか?」「実は、私たちも同じ経験をしました」といった共感の一言が、相手の気持ちを引き込みます。
✔ 問い合わせのハードルを下げる
「無料相談受付中」だけでは不十分。
「30分以内で終わります」「無理な営業は一切ありません」と具体的に伝えることで、安心感を与えましょう。
✔ “今動く理由”をつくる
人は迷うと動けません。
「今月は5社限定」「○月○日までのキャンペーン」など、タイミングや枠を区切ることで、決断を後押しできます。
惜しいホームページ、実は多いです
「情報が足りない」からではなく、“最後のひと押し”がないから、お客さんは動けない。
どんなにサービスが良くても、
「なんとなく良さそう」だけではお問い合わせにはつながりません。
「ここなら大丈夫」と納得できて、「今すぐ問い合わせたい」と思わせる“仕掛け”が必要です。
もしあなたのホームページも、「アクセスはあるのに反応がいまいち・・・」と感じているなら、一度“お客さん目線”で見直してみてはいかがでしょうか?
その“ひと押し”があるだけで、反応は大きく変わるかもしれません。