ホームページ制作をしておりますエムリンクスの前田です。
今日は、「もう安売りしたくない!でも仕事が欲しい・・・」とお悩みの方に向けて、単価アップのための戦略を書いていきます。
「安くしないと選んでもらえないんじゃ・・・」という不安、わかります。
でも、値下げして疲弊する働き方から抜け出す方法はちゃんとあります。
安売りは誰も幸せにしない!?その理由とは
安売りの罠はシンプルです。
・お客さんは増えるけど利益は増えない
・安いから来る人は、値上げしたらすぐいなくなる
・むしろ、安いからクレームが増える(不思議!)
ここで大事なことをお伝えします。
価格を下げることは、お客様のためにならないことが多いのです。
例えば、100円のコーヒーと500円のコーヒー。
あなたが丁寧にドリップしたとしても、100円だったら「文句を言ってもいいでしょ」という心理が働きがち。
悲しいですが、これが現実です・・・
「価格」ではなく「価値」で勝負する時代に突入!
今は、「安さ」よりも「納得感」「信頼感」「つながり」が重視される時代です。
人は、「なんとなくこの人にお願いしたい」「この人なら間違いない」と思ったときに、価格ではなく“価値”で判断しています。
具体的に価値とは?
・あなたのこれまでの経験・実績
・他とは違うこだわり・強み
・丁寧な対応、提案力
・「この人に任せたい!」と思わせる人柄
つまり、仕事の質×伝え方=価値なんです。
「価格を上げる」ためには、まずはこの価値を見える化しましょう。
安売り脱却の第一歩は「値決めは命」と知ること
経営の神様・松下幸之助も言いました。「値決めは経営」と。
私たち制作会社にとっても、これは本当に重要です。
【あるある失敗例】
「まあこのくらいかな〜」と適当に価格を決める
↓
「値下げ交渉されたけど断れなかった・・・」
↓
「なんかもう疲れた…もうデザインしたくない・・・」
あるんです、こういうループ。
しかも一度“安い人”と見られると、なかなかそのイメージは変わりません。
単価アップのために今すぐやるべき4つのこと
ここからは、実際に私が制作業で実践して効果のあった、単価アップの具体的ステップを紹介します。
「価格表」は出さない勇気を持つ
Web制作でもよくある話ですが、「ホームページ制作:一式5万円」と書くと、“5万円の人”になります。
価格はあくまで“見積りベース”が鉄則。
「あなたの課題・目的に合わせて最適なご提案をします」というスタンスが、価値の高さを演出します。
「比較されない存在」になる
他と比較されてしまう時点で、価格競争に巻き込まれます。
ならばどうするか?
“選ばれる理由”を用意することです。
・ブログで想いや専門性を発信する
・お客様の声を載せる
・実績ページで事例と課題解決のプロセスを丁寧に見せる
比較されないポジションになれば、価格ではなく信頼で選ばれます。
「安く見えない」デザイン・伝え方に変える
名刺やホームページが“安っぽい”と、無意識に価格まで安く見られます。
「見た目」は価格以上に大切です。
自分の名刺やホームページ、古くなっていませんか?
自分自身のSNSプロフィール、更新されてますか?
「見た目に投資しない人に、デザインを頼もうと思いますか?」って話です。
まずは自分自身のブランドを整えることから始めましょう。
「価格の理由」を丁寧に説明する
・なぜこの価格なのか?
・どんな価値があるのか?
これを言葉でしっかり伝えるだけで、納得感は全然違います。
特に多いのは、「これが普通です」とだけ言ってしまうケース。
それでは不安しか残りません。
「なぜ?どうして?」にしっかり答えることが、単価アップには不可欠です。
値上げしてもお客様が離れないコツ
ズバリ、「信頼残高」を貯めること。
値上げする時、「なんで上げるの!?」とならず「そりゃそうだよね!」と言ってもらうには、日頃の積み重ねが必要です。
・丁寧なコミュニケーション
・仕事の納期・品質の徹底
・ちょっとしたプラスαの提案
信頼がある人に対して、値上げはむしろ応援されます。
逆に、信頼が薄い人が値上げすると・・・「は?」ってなります(笑)
安売りを脱却したら、仕事の楽しさが戻ってくる!
価格競争に巻き込まれていた頃、私も疲れていました。
でも、価値を伝えることを覚え、単価を適正に設定できるようになってから、「自分の仕事に誇りを持てるようになった」んです。
クライアントからも「あなたにお願いして良かった」と言われ、こちらも「その分、ちゃんといいものを提供しよう」と思える。
安売りから抜け出すことは、自分の仕事に自信を持つことでもあります。
安売りしない働き方は、誰にでもできる!
単価アップは、何も特別な人だけの話ではありません。
・自分の価値を理解してもらう工夫
・比較されないポジションを築く
・デザイン・発信で信頼を構築する
・価格の理由をしっかり伝える
これを地道にやることで、「安くてもいい」から「この人がいい」に変わっていきます。
安売りをやめて、自信を持って価値を伝える働き方、今日から始めてみませんか?