ホームページ制作をしておりますエムリンクスの前田です。
「うちのお店、何屋さん?」と聞かれて即答できますか?
多くの経営者さんやお店の方と話していると、「うちのお店は何屋さん?」と聞かれたときに、つい説明が長くなってしまうケースが多いです。
サービスや想いがたくさんあるのは素晴らしいことですが、実はお客様が求めているのは「一瞬で分かる情報」。
SNSやホームページを見ても、何をしているお店か一目で分からないと、すぐに離脱されてしまいます。
だからこそ、1行で伝わるキャッチコピーが必要なのです。
なぜキャッチコピーが重要なのか
お客様の頭に残るのは短いフレーズ
人は長い文章よりも、短くインパクトのあるフレーズを覚えます。
「うちのお店=これ」というシンプルな印象があれば、紹介や口コミも生まれやすくなります。
ホームページや名刺、チラシなど、すべての入口に統一感を持たせるためにもキャッチコピーは欠かせません。
検索結果やSNSで差がつく
検索結果やSNSのプロフィールは文字数に限りがあります。
その限られたスペースで「何をしているか」を明確に伝えることが、クリック率やフォロー率を大きく左右します。
キャッチコピーを作る前にやっておきたいこと
①ターゲットを決める
誰に向けたお店・サービスなのかを具体的にしましょう。
年齢・性別・地域・悩みなどを明確にするだけで、言葉の方向性が見えてきます。
②お客様の“メリット”を書き出す
「うちの特徴」よりも「お客様が得られる嬉しさ」をリストアップします。
例えば「カットが得意」ではなく「朝のスタイリングが楽になる髪型に仕上げる」など、相手目線の言葉に置き換えることが大切です。
③競合との違いを明確にする
同じ業種が多い地域では「差別化」が鍵です。「夜22時まで営業」「女性スタッフのみ」「初回相談無料」など、具体的な数字や限定要素を盛り込むと覚えてもらいやすくなります。
キャッチコピーを1行でつくる5つのコツ
①動詞を入れて行動イメージを与える
「ただの説明」ではなく、「体験や変化が起きること」を表す動詞を入れることで印象が強くなります。
②数字を入れて具体性を高める
「豊富な種類」よりも「選べる30種類以上」のように数字を使うと具体的に伝わります。
③お客様のベネフィットを先に書く
「私たちの特徴は〜」ではなく「お客様がこう変わる」という順番で書くと共感を得やすくなります。
④ターゲットを絞り込んだ表現を使う
「忙しいママのための時短ヘアサロン」「初めての方でも安心の整体院」のように、誰に向けたサービスかがすぐ分かると、刺さる人に深く届きます。
⑤ユニークワードで記憶に残す
キャッチコピーにオリジナルの単語や造語を入れることで、印象に残る確率が上がります。
SNS検索でもヒットしやすくなります。
キャッチコピー事例でイメージをつかむ
・「30分で整う、忙しい人のためのパーソナルジム」
・「夜10時まで営業!仕事帰りでも通えるネイルサロン」
・「広島一、笑顔になれる写真館」
短くても「誰のための、どんな価値か」がすぐ分かるのがポイントです。
ホームページやSNSに一貫して載せることが大切
せっかく作ったキャッチコピーも、ホームページのトップ、SNSプロフィール、名刺、チラシなどに統一して載せないと意味がありません。
見込み客が触れるすべての場所で同じフレーズを目にすることで、記憶に刷り込まれ、紹介や口コミにつながりやすくなります。
1行キャッチコピーでお店の印象を決めよう
「うちのお店、何屋さん?」に即答できることは、集客や紹介を増やす第一歩です。
お客様視点・数字・動詞・ターゲット設定などを組み合わせて、あなたのお店ならではの1行をつくってみてください。
短い言葉ほど強い影響力を持ち、あなたのビジネスを確実に前進させてくれます。