ホームページ制作をしておりますエムリンクスの前田です。
「WordPressのバージョンアップ、しばらくしてないかも・・・」
そんな方は、要注意です。
弊社は、Web制作会社として数多くのWordPressサイトを保守・管理してきましたが、「バージョンアップを放置していたために重大なトラブルに発展した」というご相談をたまにいただきます。
というわけで、今回は、WordPressのバージョンアップを怠ると起きる“5つの深刻な問題”について、制作現場のリアルな視点から解説していきたいと思います。
セキュリティの脆弱性が放置される
WordPressは、世界中で使われている人気のCMS(コンテンツ管理システム)ですが、その分ハッカーからも狙われやすいのが現実です。
バージョンアップには、過去のバージョンで発見されたセキュリティホール(脆弱性)への対応が含まれています。
アップデートを怠ると、その穴が開いたままになり、不正アクセス・改ざん・情報漏洩といった深刻な被害を受ける可能性があります。
実際にあった事例
ある飲食店のホームページ(弊社クライアントではありません)が、古いWordPressを使っていたため、海外のサーバー経由でスパム広告を埋め込まれ、Googleから「危険なサイト」認定を受けました。
集客に大打撃です。
プラグインやテーマが動かなくなる
WordPressは本体だけでなく、プラグインやテーマも定期的にアップデートされます。
ですが、WordPressの本体が古いままだと、最新のプラグインやテーマと互換性が取れなくなり、不具合が起こるケースが多発します。
特にECサイトや予約システムなど、動的な機能を使っているサイトは要注意です。
表示が崩れる・レイアウトが乱れる
WordPressはHTMLやCSS、JavaScriptの仕様に対応するための改善も頻繁に行われます。
古いバージョンを使い続けていると、ブラウザとの相性が悪くなり、レイアウトが崩れるなどのトラブルが発生することがあります。
サーバーのPHPとの相性問題が起こる
WordPressはPHPというプログラミング言語で動いています。
サーバー側がPHPのバージョンを自動で上げた場合、古いWordPressが対応していないことがあり、エラーや表示不能になることも。
「サイトが真っ白になって見れない!」というトラブル、意外と多いです。
Googleの評価が下がる可能性も
Googleはサイトの安全性やモバイル対応などを評価基準にしています。
セキュリティに問題のあるサイトや、不具合が放置されたサイトは、SEO的にも不利になります。
表示速度の遅れや、スクリプトエラーなどもSEOスコアに悪影響を及ぼすため、結果として検索順位が下がることもあるのです。
WordPressのバージョンアップは「保険」です
WordPressを使ったサイトは、更新し続けることが前提で設計されています。
バージョンアップを怠ることは、セキュリティや機能の信頼性を捨てる行為といっても過言ではありません。
とはいえ、バージョンアップには慎重さも必要です。
プラグインとの相性や不具合のリスクもあるため、専門的な知識が求められます。
弊社では、WordPressの安全なアップデート代行も承っています
「自分でやるのは不安」「アップデートしたら壊れた経験がある」そんな方は、お気軽にご相談ください。
ホームページの健康診断から、保守管理まで一貫してサポートしています。
WordPressは、育てて守る時代へ~