ホームページ制作をしておりますエムリンクスの前田です。
初対面の場で「良いな」と思ってもらえるかどうかは、自己紹介の最初の数十秒で決まることが多いです。
今日は、名刺交換、異業種交流会、オンラインミーティング・・・どの場面でも使える、相手の心に残る自己紹介の作り方を実例と一緒にお伝えしたいと思います。
読み終わったら、ぜひ自分の自己紹介を一度書き直してみてくださいね。
結論を先に:3秒で伝える“一言キャッチ”
自己紹介は「誰・何をする人か」を端的に伝える場です。
長々と経歴を並べる前に、相手の興味を引く一言を用意しましょう。
例えば:
- 「私は、ホームページの“救急隊”です」
- 「集客で困っているお店の“相談役”をしています」
- 「短期間で結果を出すSNS運用をしています」
この一言は、単に職業を述べるだけでなく「相手の課題を解決するイメージ」を与えることがポイントです。
相手が「それってどういうこと?」と興味を持てば、会話が続きます。
相手メリットから話す:自分より相手が主役
自己紹介は自分語りになりがちですが、最も効果的なのは相手に「自分にどう役立つか」を示すこと。
以下の順番で組み立てると伝わりやすいです。
- キャッチフレーズ(3秒)
- 具体的な提供価値(30秒)
- 短い実績・事例(20秒)
- 次につなぐ一言(クロージング)
例:「私はホームページの“救急隊”です(キャッチ)。立ち上がりが遅いサイトや、問い合わせが来ないサイトを改善して、3ヶ月で問い合わせを倍にする支援をしています(価値)。最近は、飲食店Aさんの事例で、トップページの導線を直してから2ヶ月で予約数が1.8倍になりました(事例)。もし集客でお困りなら、後で詳しくお話ししましょう!」(次へ)
エピソードは短く、感情を添える
印象に残るのは数字や結果だけでなく、小さな“物語”です。
たとえば「お母さんが子どもを抱えて来店してくれた日」や「閉店しそうだったお店が復活した瞬間」など、感情が動くエピソードを一つ用意しましょう。
ただし長く話しすぎると自己紹介の目的(次につなげる)を逸します。
30秒以内に収める意識を。
質問を呼び込む「仕掛け」を作る
会話を続けるための仕掛けがあると良いです。
問いかけで終わる、相手の業種に触れる、意外性のある実績をちらつかせる・・・これらは全て相手に「もっと聞きたい」と思わせます。
- 例:「今のHP、問い合わせ増やすのは簡単ですよ。興味ありますか?」
- 例:「先週、◯◯業の方の導線を直して効果が出たんですけど、業種は何ですか?」
見た目と声の使い方も大事
話す内容だけでなく、表情・姿勢・声のトーンも相手の印象に影響します。
以下を意識してみてください。
- 目線は真っ直ぐ、相手の目を見て話す(緊張するなら額を見るだけでもOK)
- 声は明るく、ハキハキと。早口はNG
- 立ち姿は背筋を伸ばし、両手は開いたジェスチャーで親しみやすく
よくあるNG例とその改善策
NG:「今までの経歴を全部話す」→ 改善:「3つのキーワードに絞る」
NG:「専門用語を並べる」→ 改善:「相手に分かる言葉に言い換える」
NG:「ただの自己アピール」→ 改善:「相手が得することを先に言う」
実践ワーク:90秒で作る自己紹介テンプレ
下のテンプレを埋めて、声に出して練習してみましょう。
- キャッチ(5〜8秒):私は〜の(問題解決型)です。
- 価値(20〜30秒):主に〜をして、〜という結果を出します(数字があれば入れる)。
- 事例(20秒):最近は〜で〜になりました。
- 締め(5〜10秒):もし興味があれば名刺交換の後にお話しできますか?
自己紹介は“相手中心”で短く具体的に
自己紹介は「自己満足の自己紹介」になってしまうと、相手の心は動きません。
相手のメリットを先に示し、短いエピソードで信頼を積み、最後に質問や次につながる一言で締める。
これだけで「つい話したくなる」自己紹介にぐっと近づきます。
今日の夜に鏡の前で1回、明日の朝に声に出して1回、合計2回練習してみてください。
変化が出ますよ~♪