ホームページ制作をしておりますエムリンクスの前田です。
ホームページを作るとき、意外と多いのが「料金はあえて書かない方がいいですよね?」という相談です。
結論から言うと、料金が書いていないことで、知らないうちに“候補から外されている”ケースはかなり多いです。
今回は、料金が書いていないホームページが、どの瞬間に敬遠されているのかを、実際の現場感覚でお話しします。
お客様は「問い合わせ前」に比較を終えている
多くの経営者が勘違いしがちなのが、「問い合わせをもらってから比較される」という考え方。
実際は逆です。
お客様は、お問い合わせをする前に、すでに3〜5社を比較し終えています。
その比較項目の中で、必ず見られているのが
- いくらくらいかかりそうか
- 自分の予算感とズレていないか
- この会社に連絡しても大丈夫そうか
ここで料金がまったく書いていないと、こう思われます。
「いくらかかるか分からない」
「聞いたら断りづらそう」
「高かったら時間のムダかも」
この時点で、そっと閉じられています。
「高そうだから書いていない」と思われる瞬間
料金を非公開にしている理由として、よく聞くのが
- ケースバイケースだから
- 安売りしたくないから
- 直接説明したいから
でもお客様側の受け取り方はシンプルです。
「料金を書いていない=高そう」
実際の金額よりも、
比較できないこと自体が不安なのです。
問い合わせ=営業される、と思われた瞬間
料金が書いていないと、お客様はこう感じます。
「問い合わせしたら断りづらそう」
「売り込まれそう」
「一度連絡したら面倒そう」
結果、問い合わせ前に離脱されます。
料金は「確定額」でなくてもいい
必ずしも正確な金額を書く必要はありません。
- 〇〇円〜
- 平均〇万円前後
- このケースだと〇万円くらい
これだけで、安心感は一気に上がります。
料金が書いてあるだけで信頼が上がる理由
料金があると、
- 比較しやすい
- 話が早い
- 本気の問い合わせが増える
料金表は「価格」ではなく「信頼」を見せる場所です。
料金が書いていない=親切じゃない
今の時代、「詳しくはお問い合わせください」は親切ではありません。
料金目安を出すだけで、ホームページの反応は確実に変わります。



